腸活とは

腸活と言う言葉を最近よく耳にすると思いますが、いったいなんのことかご存知でしょうか？

腸活とは、腸、中でも食物の吸収に直結する大腸の活性を意味します。腸活と言う言葉は５年ほど前に順天堂大学医学部の小林教授が提案した尺度であり、腸活が高いほど老廃物を体外に排出しやすく、また新陳代謝を上げる効果もあります。また基礎代謝も高まるため、日常のエネルギー消費が大きくなりダイエット効果に繋がります。腸活を英語で表記するとintestine powerとなり、いかにも体内の余分な脂肪分を持たしてくれそうな響きですね。実際、腸活は便秘にも直結しているため、便秘に起因する肌荒れや吹き出物、むくみにも絶大な効果を発揮します。しかし、その一方で腸活を積極的に向上させる手法はまだ発展途上にあり、学術的にもさまざまな意見が出されている段階です。

腸活を上げる食物

これまでの研究で腸活を上げるには、食物繊維と発酵食物が有効であることが示されています。具体的には食物繊維なら、キャベツやレタス、青汁が推奨されています。また発酵食物ではヨーグルトやチーズ、あるいは納豆が腸活に効くと評価されています。しかしながら、腸活は中枢神経系の支配下ではなく、自律神経でコントロールされているため、こういった経口物質以外に心的要素、つまりストレスにも大きな影響を受けます。

腸活を上げる運動

腸活の活性度を向上させるスポーツとして、水泳やジョギングが注目されていますが、こういった激しい運動だけでなく、ヨガも有効です。ヨガはさまざまな角度から内臓に働きかけるため、血流やホルモンを始めとした体内物質をトータル的に動かすため、腸活に影響する神経伝達物質の分泌を促進します。腸活は主として美容的な要素に影響を及ぼすため男性よりも女性に関心が高い傾向がありますが、実際はポッコリと出てしまった中年の出腹を引っ込める効果があり、また血中のコレステロールや中性脂肪、尿酸、など健康のバロメータに使われる数値を引き下げる力があるので、成人病になりやすい男性も注意すべきでしょう。

腸活と生活習慣

食事や運動で腸活を上げようとすると忙し日々ではなかなか続かないものです。そので簡単に腸活を上げる方法としてつま先立ちがあります。通勤電車の中で５秒間かかとを上げては、５秒間下げる。たったこれだけのことを毎日繰り返すだけで、２ヵ月もすれば腸活の変化を実感できるはずです。ぜひ試してみて下さい。

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腸活
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